最新のお知らせ?イベント_目前最好的足彩app /rss daily 1 妊娠後期の胎盤からヒト胎盤幹細胞を作製する新技術を開発 ~妊娠高血圧腎症の原因解明と治療法開発への応用に期待~_目前最好的足彩app /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20260612-2 <![CDATA[<p/>&#13; <p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>研究グループは2018年に、妊娠「初期」のヒト胎盤から胎盤幹細胞(TS細胞)の樹立を報告しました。</li>&#13; <li>本研究では、妊娠「後期」のヒト胎盤から効率よくTS細胞を作製する手法を新たに開発しました。</li>&#13; <li>この手法を用い、妊娠高血圧腎症を発症した患者胎盤からTS細胞を作製し、病態の一部を試験管内で再現することに成功しました。</li>&#13; </ul>&#13; <p><strong>(概要説明)</strong></p>&#13; <p>熊本大学 発生医学研究所 岡江 寛明(おかえ ひろあき)教授と東北大学病院 産科?婦人科 濱田 裕貴(はまだ ひろたか)講師らの研究グループは、九州大学 生体防御研究所 須山 幹太(すやま みきた)教授の研究グループと共同で、妊娠後期のヒト胎盤から「ヒト胎盤幹細胞(Trophoblast stem cell: TS細胞)」を高効率に作製する新しい技術を開発しました。さらに、この技術を用いて妊娠高血圧腎症を発症した患者胎盤からTS細胞を樹立し、病態の一部を試験管内で再現することに成功しました。本研究成果は、日本時間2026年6月12日(米国東部時間6月11日)米国科学アカデミー紀要PNAS(Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America)に掲載されました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p><strong>(説明)</strong></p>&#13; <p>胎盤は、胎児へ酸素や栄養を供給する重要な臓器です。その主要構成細胞である栄養膜細胞は、胎盤の形成や機能に重要な役割を果たしています。栄養膜細胞の異常は、流産、胎児発育不全、早産、妊娠高血圧腎症など多くの妊娠合併症に関与すると考えられています。しかし、適切な研究モデルが不足していたため、これらの疾患が発症する仕組みは十分には理解されていません。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>研究グループは2018年に、着床前胚および妊娠初期の胎盤から、ヒトTS</p>&#13; <p>細胞を作製する技術を世界に先駆けて報告しました(Cell Stem Cell 2018)。ヒトTS細胞は、高い増殖能に加え、全ての栄養膜細胞へと分化する能力を持つため、ヒト胎盤の発生や分化を研究するための優れたモデルとなります。しかし、妊娠後期の胎盤から効率よくTS細胞を作製することは困難であったため、妊娠合併症研究への応用が大きく制限されていました。本研究では、妊娠後期の胎盤の細胞が、老化の特徴を示すことに着目しました。そこで、細胞老化を抑える因子と、幹細胞性を維持する遺伝子「SALL4」を導入し、さらに細胞増殖を抑制する遺伝子群の働きを一時的に抑えることで、正常な染色体を保ったTS細胞を効率よく作製することに成功しました(図1)。このTS細胞は、妊娠初期の胎盤より作製したTS細胞と同等の増殖能と分化能を保持していました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>この方法を用いて、妊娠高血圧腎症患者10例の胎盤からTS細胞を樹立し</p>&#13; <p>ました。患者由来TS細胞を解析した結果、栄養膜細胞の浸潤能(母体に入り込む能力)が低下していることが分かりました。この観察結果は、妊娠高血圧腎症患者において栄養膜細胞が母体血管へと十分に侵入できない、という特徴と一致していました。また、胎盤から分泌される血管形成因子PGF(Placental Growth Factor)の分泌低下も確認され、実際の患者で見られる異常を一部再現することに成功しました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>妊娠高血圧腎症は、妊婦の高血圧や臓器障害を引き起こす重篤な疾患であ</p>&#13; <p>り、母児双方の生命予後に関わることが知られています。しかし、現在でも、発症機構については不明な点が多く残されており、根本的な治療法は限られています。本研究で開発されたTS細胞の培養技術は、妊娠高血圧腎症をはじめとする妊娠合併症の原因解明や新規治療法の開発に役立つと期待されます(図2)。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>【謝辞】</p>&#13; <p>本研究は、日本医療研究開発機構(AMED)、日本学術振興会(JSPS)、共同利用?共同研究システム形成事業、上原記念生命科学財団、武田科学振興財団、第一三共生命科学研究振興財団などの支援を受けて実施されました。また、胎盤検体の収集にご協力いただきました医療機関および研究参加者の皆様に深く感謝申し上げます。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>【論文情報】</p>&#13; <p>著者:Akira Oike#, Eri H Kobayashi#, Yasuhiro Yamamoto#, Hirotaka Hamada, Sota Takahashi, Takanori Shimizu, Akane Kitamura, Asato Sekiya, Norio Kobayashi, Shun Shibata, Shun Endo, Tetsuya Sato, Naoto Kubota, Chie Kikutake, Mikita Suyama, Takahiro Arima*, Hiroaki Okae*.<br/> #: Co-first authors, *: Corresponding authors</p>&#13; <p>タイトル;<span>Development of a robust method to derive human trophoblast stem cells from late-gestation placentas and its application to preeclampsia.</span></p>&#13; <p>掲載誌:<span>PNAS. 2026 Jun 16;123(24):e2537884123. </span></p>&#13; <p>【詳細】 <a style="background-color: #fafafa;" href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260612-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF376KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong>?</p>&#13; <p>熊本大学発生医学研究所<br/>担当:岡江 寛明 教授<br/>電話:096-373-6313<br/>e-mail:<a href="mailto:okae@kumamoto-u.ac.jp">okae@kumamoto-u.ac.jp</a></p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 「言葉、愛、そして文化」台湾文化交流ワークショップを開催_目前最好的足彩app /kokusaikouryuu/whatsnew/LanguageLoveCulture20260605 <![CDATA[<p>令和<span>8</span>年<span>6</span>月<span>5</span>日、熊本大学にて「<span>UAAT-KOOU </span>台湾文化交流ワークショップ」が開催されました。国立台湾科技大学(<span>NTUST</span>)の主催によるもので、<span>2</span>回目となる今年は「<span>Language, Love &amp; Culture</span>(言葉、愛、そして文化)」をテーマに、日本人学生や留学生など<span>30</span>名以上が参加しました。</p>&#13; <p>今回のワークショップでは、ポジティブ心理学の概念である「<span>5</span>つの愛の言語(感謝の言葉、奉仕の行為、贈り物、充実した時間、スキンシップ)」を取り入れたユニークなプログラムが実施されました。参加者たちは、自身の感情の表現方法についてディスカッションを行った後、グループに分かれて<span>1</span>つの大きな絵を描く共同アートに挑戦。「台北<span>101</span>」や「タピオカミルクティー」など、台湾を象徴するランドマークやモチーフを協力して描き、言葉の壁を越えたチームワークとコミュニケーションを深めました。</p>&#13; <p>また、台湾の伝統的な暮らしや文化を五感で体験する企画も実施されました。台湾のレトロなエコバッグとして人気の「茄芷袋(ガーディーバッグ)」などの日用品の紹介に加え、伝統的な子どもの遊び(メンコやプラバルーンなど)の体験も行われました。さらに、中国語のミニレッスンでは、クイズ形式を交えながら日常会話表現を学びました。参加者たちは温かい雰囲気の中で、積極的に中国語で話す姿が見られました。また本場?台湾のお菓子も振る舞われ、参加者の笑顔と活気に包まれたひとときとなりました。</p>&#13; <p>熊本大学では、今後もこのような多様な文化交流プログラムを通じて、学生の国際感覚の醸成とグローバルなキャンパスづくりに積極的に取り組んでまいります。</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-1.JPG/@@images/a6ce57bf-6ef4-4eb0-a9e4-cf2f5ec0357b.jpeg" title="0605-1.JPG" alt="0605-1.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">オープニングアクティビティを進行する<span>Cathy Weng</span>教授</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-2.JPG/@@images/b16e5667-e15d-43a8-abf0-d104f66dbb9f.jpeg" title="0605-2.JPG" alt="0605-2.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">昔懐かしいプラバルーン作りに挑戦する参加者たち</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-3.JPG/@@images/af26132f-f395-4f3a-abf6-52b2396d58eb.jpeg" title="0605-3.JPG" alt="0605-3.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">各グループで最も大きなバルーンを作った学生</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-4.JPG/@@images/875cefca-69d4-4f68-ad81-2607afbac263.jpeg" title="0605-4.JPG" alt="0605-4.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">白熱のメンコ対決</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-5.jpg/@@images/40501b7c-2c86-4397-a35b-89076aaef996.jpeg" title="0605-5.jpg" alt="0605-5.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">バトンをつないで描いた、世界に一つだけの共同アート作品をみんなで披露</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-6.jpg/@@images/fe1c2f6c-fd59-4017-82f1-03ad7ebb4a8d.jpeg" title="0605-6.jpg" alt="0605-6.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">みんなで力を合わせて、世界に一つだけの共同アート作品を制作中</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-7.JPG/@@images/43dd5109-6651-4ced-97c9-6c015916c52b.jpeg" title="0605-7.JPG" alt="0605-7.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">完成した共同アート作品</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-8.JPG/@@images/1d76b116-97f6-4b45-b309-3237b8c500ca.jpeg" title="0605-8.JPG" alt="0605-8.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">チームワークの結晶をみんなで披露</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-9.JPG/@@images/111ef1a3-29e6-4a9e-8ec4-6e9711ab03c6.jpeg" title="0605-9.JPG" alt="0605-9.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">集合写真</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0605-10.JPG/@@images/ccd01230-b004-41dd-a050-8ddfd6d0b15d.jpeg" title="0605-10.JPG" alt="0605-10.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">台湾のお菓子を味わいながら、食文化を満喫</p>]]> No publisher その他 ページ 第57回定例学長記者懇談会を開催しました_目前最好的足彩app /whatsnew/koho/4r8b66/20260610 <![CDATA[<p/>&#13; <p> 令和<span>8</span>年<span>6</span>月<span>10</span>日<span>(</span>水<span>)</span>?本部棟<span>1</span>階大会議室にて第<span>57</span>回定例学長記者懇談会を開催しました?</p>&#13; <p> 小川 久雄 学長の挨拶に続き?「グローバルで活躍する半導体人材の育成に寄与~<span>JASM</span>の支援による『<span>Travel Award</span>』の新設~」と題し、大学院自然科学教育部長補佐 井原 敏博 教授から説明が行われました。井原教授からは、半導体分野の人材育成支援の拡充の取り組みの一環として新たに創設される『<span>Travel Award</span>』について説明がありました。『<span>Travel Award</span>』では、<span>JASM</span>による継続的な経済支援に加え、海外研究機会の提供など、人材育成支援のさらなる拡充が実施されます。本取組は、学生が安心して学業や研究に専念できる環境づくりを進めるとともに、国際的な視野を持った半導体人材の育成につなげることを目的としています。</p>&#13; <p> 次に、「量子コンピューターの開発と半導体」について、研究?目前最好的足彩app担当の高橋 浩之 理事から説明が行われました。高橋理事からは、量子コンピューターの仕組みや創薬等への応用の可能性に加え、その実現を支える半導体技術について説明がありました。</p>&#13; <p> 次に、「<span>3</span>次元原子構造秩序性を機軸とする担持金属触媒の新境地開拓」と題し、<span>JST</span>?創発的研究支援事業の新規採択研究について、大学院先端科学研究部の大山 順也 准教授から説明が行われました。大山准教授からは、電子線トモグラフィーと<span>AI</span>技術を組み合わせることで<span>3D</span>原子構造を世界で初めて可視化したことや、本技術を応用した燃料電池の高性能化を目指し研究を進めているとの説明がありました。</p>&#13; <p> 最後に、司会より最新のデジタルマスタリング技術を用い、当時の色調や質感を可能な限り再現(リ?クリエイト)したフェルメール全<span>37</span>点作品の展示等を行う「フェルメール 蘇る全<span>37</span>リ?クリエイト作品展」など、今後のイベント情報について紹介がありました。</p>&#13; <p> 参加した報道機関からは、それぞれの発表に関して多くの質問が寄せられ?活発な意見交換が行われました?なお、懇談会の資料は<a href="/daigakujouhou/kouhou/kisyakon_file/kisyakon260611.pdf">こちら</a>をご参照ください?</p>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <table>&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260610-1.JPG/@@images/128a179a-6506-4fe6-a6d2-f8ed0fa1179d.jpeg" title="260610-1.JPG" alt="260610-1.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260610-2.JPG/@@images/f4d79c2b-ed8e-4766-bd52-94e49ad02e44.jpeg" title="260610-2.JPG" alt="260610-2.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;">小川学長</td>&#13; <td style="text-align: center;">井原教授</td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260610-3.JPG/@@images/52d8f89d-4d18-4a27-a11a-ee238163cd79.jpeg" title="260610-3.JPG" alt="260610-3.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260610-4.JPG/@@images/3201b979-c0ae-4960-942f-352fa1a4d9ef.jpeg" title="260610-4.JPG" alt="260610-4.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;">高橋理事</td>&#13; <td style="text-align: center;">大山准教授</td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </div>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <table>&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;"><img src="/whatsnew/koho/koho_file/4r8b66/260610-5.JPG/@@images/83dc2c84-3036-4690-9701-7079c93b8fc1.jpeg" title="260610-5.JPG" alt="260610-5.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;">会の様子</td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </div>]]> No publisher その他 ページ 超分子ポリマーの「動き」を利用して効率的に 肝臓へ薬を届けるデリバリー技術を開発_目前最好的足彩app /whatsnew/seimei/20260612 <![CDATA[<p/>&#13; <p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>数珠のような分子鎖上で環状分子が動く超分子ポリマー (ポリロタキサン<sup>※</sup><sup>1</sup>) を活用した革新的な薬物送達戦略を開発しました。</li>&#13; <li>従来必要だった複雑な三分岐構造の糖(<em>tri</em>GalNAc) を使わず、シンプルな単一の糖 (<em>mono</em>GalNAc) が修飾されたポリロタキサンの「分子可動性」を活用することで、従来技術を凌駕する肝臓ターゲティングを実現しました。</li>&#13; <li>最新の抗体医薬やゲノム編集分子などの次世代バイオ医薬品に応用可能であることを確認しており、肝臓を標的とした創薬プラットフォームとしての実用化が期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p><strong>(概要説明)</strong></p>&#13; <p>熊本大学大学院生命科学研究部の田原春 徹 助教および東 大志 准教授らの研究グループは、シンガポール国立大学の Jun Li 教授らとの共同研究により、分子の「動き」を利用した革新的な肝臓ターゲティング技術を開発しました。従来の技術では、肝臓の受容体と強く結合するために複雑な三分岐構造の糖鎖 (<em>tri</em>GalNAc) が必要でしたが、本研究では、環状分子が回転?移動できる超分子ポリマーであるポリロタキサンに単一の糖 (<em>mono</em>GalNAc) を結合させることで、分子が動的に集合し、強力な相互作用を可能にすることを明らかにしました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>本研究成果は、国際学術誌「Advanced Science」において、令和8年6月11日に公開されました。本研究は、大学発スタートアップエコシステム PARKS、文部科学省科学研究費助成事業、日本学術振興会特別研究員制度、若手研究者海外挑戦プログラムおよび新製剤技術とエンジニアリング振興基金などの支援を受けて実施されたものです。</p>&#13; <p>?<strong>(説明)</strong></p>&#13; <p>核酸医薬やゲノム編集技術といった最新の創薬モダリティ(治療アプローチ)は、その多くが細胞の中で働く必要がありますが、単独では細胞内に移行しにくいという大きな課題があります。そのため、薬を標的となる細胞の中へ確実に導入する技術が不可欠です。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>現在、このような薬を肝臓に移行させるために、肝細胞表面の受容体 (アシアロ糖タンパク質受容体: ASGPR<sup>※</sup><sup>2</sup>) に強く結合する <em>N</em>-アセチルガラクトサミン? (GalNAc<sup>※</sup><sup>3</sup>) という糖リガンドが利用されています。この受容体は、3つの結合部位がセットになった「三量体」という構造で待ち構えているため、それらに同時に?隙間なく結合できるよう、あらかじめ <span>3 </span>つの GalNAc を精密な間隔で枝分かれさせた構造 (<em>tri</em>GalNAc:三分岐型糖鎖) が必要とされてきました (図1a)。しかし、<em>tri</em>GalNAc は、製造に非常に煩雑な化学合成を要するためコストが高く、大型の分子を運ぶ際の効率にも限界がありました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>そこで田原春助教らのグループは、ひも状の軸分子に環状のシクロデキストリンが貫通したポリロタキサンという超分子ポリマーに着目しました。この分子は、数珠やそろばんのように環状分子が軸の上を自由に回転?スライドできる、ユニークな「動き」を備えているのが特徴です。本研究では、ポリロタキサンを構成する環状分子に単一の GalNAc (<em>mono</em>GalNAc) を修飾すれば、受容体の三量体構造に合わせて自ら最適な位置に収まり、あらかじめ三分岐の形を精密に作らなくても、強く結合できるのではないか、という仮説を立てました (図1b)。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>この仮説を実証するため、単一の GalNAc (<em>mono</em>GalNAc) が修飾されたポリロタキサン、三分岐型の GalNAc (<em>tri</em>GalNAc) が修飾されたポリロタキサンに加え、<em>mono</em>GalNAc あるいは <em>tri</em>GalNAc が修飾された通常の (可動性が低い) ポリマーを合成し、これらの比較検討を行いました。その結果、<em>mono</em>GalNAc あるいは <em>tri</em>GalNAc が修飾されたポリロタキサンは、通常のポリマーよりも顕著に高い効率で標的である肝細胞内へ取り込まれることが示されました (図2)。重要なことに、<em>tri</em>GalNAc が修飾された非可動ポリマーは、<em>mono</em>GalNAc が修飾された非可動ポリマーよりも高い細胞内取り込みを示すのに対し、<em>mono</em>GalNAc が修飾されたポリロタキサンおよび <em>tri</em>GalNAc が修飾されたポリロタキサンは、ほぼ同等の効率の細胞内取り込みを示すことを明らかにしました (図2)。</p>&#13; <p>このことから、環状分子が自由に動けるポリロタキサン構造においては、複雑な三分岐構造をあらかじめ形成させずとも、複数の <em><span>mono</span></em><span>GalNAc </span>が受容体の配置に合わせて自発的に集まり、多数のリガンドと多数の受容体が同時に結合する多価相互作用が効率的に誘起される可能性が示されました。これは、精密な化学構造に頼る従来の設計概念を、ポリロタキサンの「動き」というユニークな特性によって打破する画期的な戦略です。</p>&#13; <p>本技術の有用性を確認するため、次世代バイオ医薬品への応用を試みました。まず、特定のタンパク質を標的の細胞の中で分解させる働きを持つ新しい抗体医薬 <span>(Lysosome targeting chimera: LYTAC) </span>に適用しました。その結果、本技術を応用した LYTAC をマウスへ投与した結果、肝標的化のために <em><span>tri</span></em><span>GalNAc </span>が付与されている従来の <span>LYTAC </span>と比較して、顕著に高い効果を示す可能性を見出しました (図3a)。</p>&#13; <p>さらに、標的の遺伝子を改変できることから、遺伝病の治療薬として期待されているゲノム編集分子 (Cas9 RNP) の送達への応用可能性について調べました。その結果、Cas9 RNP を搭載したナノ粒子に対し、<em>mono</em>GalNAc 修飾ポリロタキサンを結合させると、肝臓における遺伝病 (ATTR アミロイドーシス) の原因遺伝子であるトランスサイレチンのゲノム編集効率を向上させることを明らかにしました (図3b)。</p>&#13; <p>?本研究は、分子の中での分子の「動き」という特性を利用した新しい設計指針を提示するものです。シンプルなリガンドを利用できるため、製造コストを抑えた安価かつ効率的なデリバリー技術として、将来的なゲノム編集治療などの普及に大きく貢献することが期待されます。</p>&#13; <p>?※図は【詳細】プレスリリースにございます。</p>&#13; <p><strong>(用語解説)</strong></p>&#13; <p>※1 ポリロタキサン:ひも状の分子に輪っか状の分子が通った、数珠のよう</p>&#13; <p>な構造を持つ超分子ポリマー。輪っか状の分子がひもに沿って自由に動</p>&#13; <p>ける (回転?移動できる) のが特徴です。?</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>※2 <span>ASGPR (</span>アシアロ糖タンパク質受容体):肝細胞に多く存在する 「鍵穴」</p>&#13; <p>(受容体)。GalNAc などと結合して細胞内へ取り込む働きがあります。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>※3 <span>GalNAc (<em>N</em>-</span>アセチルガラクトサミン) :肝細胞の表面にある受容体に特</p>&#13; <p>異的に結合する糖の一種。細胞に取り込まれにくい薬を肝臓へ運ぶため</p>&#13; <p>の「鍵」(リガンド) の役割を果たします。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Molecular Mobility of <em>N</em>-Acetylgalactosamine-Modified Cyclodextrins on a Polyrotaxane for Highly Efficient Liver Targeting of Antibody Chimeras and Genome-Editing Ribonucleoproteins</p>&#13; <p>著者? :Toru Taharabaru, Keiichi Motoyama, Yuting Wen, Zhongxing Zhang, Xuehao Tian, Jun Li, Taishi Higashi</p>&#13; <p>掲載誌:Advanced Science</p>&#13; <p>doi  :10.1002/advs.75996</p>&#13; <p>URL :<span>https://advanced.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/advs.75996</span></p>&#13; <p>【詳細】 <a style="background-color: #fafafa;" href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260612.pdf">プレスリリース</a>(PDF697KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong>?</p>&#13; <p>熊本大学 大学院生命科学研究部(薬)<br/>担当:助教 田原春 徹<br/>電話:096-371-4168<br/>e-mail: taharabaru@kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 記憶が「ある」のに思い出せない仕組みを解明?脳内ヒスタミン神経のゆらぎが記憶へのアクセスを左右する?_目前最好的足彩app /whatsnew/seimei/20260609 <![CDATA[<p/>&#13; <p><strong>【概要】</strong></p>&#13; <p>同じことを思い出そうとしても、すぐ思い出せることもあれば、なかなか思い出せないこともあります。名古屋市立大学大学院医学研究科 脳神経科学研究所の野村洋 寄附講座教授らの研究グループは、北海道大学、熊本大学との共同研究で、この「記憶へのアクセスのゆらぎ」が、脳内ヒスタミン神経<sup><span>*1</span></sup>のゆっくりとした活動変動によって左右されることを明らかにしました(図<span>1</span>)。研究グループは、マウスのヒスタミン神経活動をリアルタイムで読み取りました。その結果、活動レベルが高いタイミングで記憶の手がかりを提示すると、低いタイミングに比べて、記憶に基づく行動が約<span>40%</span>多く見られることが分かりました。本研究は、記憶を思い出せない状態を考えるうえで、新たな視点をもたらすものです。記憶そのものが失われたのではなく、その時々の脳内状態によって、保存された記憶へアクセスしにくくなる場合があることを明らかにしました。本研究成果は、「知っているはずの名前が出てこない」といった、日常的にみられる記憶のゆらぎの理解につながる可能性があります。また、加齢や認知症などでみられる、記憶や認知機能が日や時間帯によって変動する仕組みの解明にも役立つことが期待されます。</p>&#13; <p/>&#13; <p><strong>【研究のポイント】</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>ヒスタミン神経の活動は覚醒中にも一定ではなく、数十秒スケールの非常にゆっくりしたゆらぎを示し、脳波?瞳孔?顔の動きと連動していました。</li>&#13; <li>記憶の手がかり(実験では音)が提示される直前にヒスタミン神経活動が高いほど、学習した記憶が行動として表れる「記憶の表出<sup>*2</sup>」が強まることを発見しました。</li>&#13; <li>ヒスタミン神経活動をリアルタイムで検出して手がかりを提示するシステムを開発しました。この方法により、ヒスタミン神経活動が高い状態では、記憶の表出を反映する舐め行動(音の手がかりに対してマウスが報酬を予測し、給水ノズルを舐める反応)の頻度が約<span>40%</span>高くなることを示しました。</li>&#13; <li>手がかりの直前にヒスタミン神経を抑制すると記憶の表出が減弱し、反対に活性化すると記憶の表出が増強されることを明らかにしました。</li>&#13; <li>ヒスタミン神経は、記憶に関わる<span>扁(へん)桃体(とうたい)</span>の神経集団をあらかじめ整え、「準備状態」を作っていることを明らかにしました。この状態により、手がかりが来た時に、記憶に対応した活動パターンが扁桃体で引き出されやすくなると考えられます。</li>&#13; </ul>&#13; <p><strong>【背景】</strong></p>&#13; <p>同じことを思い出そうとしても、すぐに思い出せることがある一方で、なかなか思い出せないこともあります。たとえば、「あの人の名前を知っているはずなのに出てこない」といったことはその一例です。このような記憶へのアクセスのゆらぎは、単なる偶然ではなく、脳内状態によって左右されている可能性があります。従来、記憶障害は「記憶そのものが脳から失われる」こととして理解されることが多くありました。ただ、それだけでは、同じ記憶が「ある時には利用でき、別の時にはうまく引き出せない」という現象を十分に説明できません。実際、加齢や認知症では、記憶や認知機能が時間とともに不安定に変動することが知られています。こうした変動には脳内状態の移り変わりが関わると考えられます。しかし、保存された記憶へのアクセスを左右する具体的な神経メカニズムは十分に分かっていませんでした。</p>&#13; <p>そのような状態変化を担う候補として、本研究で注目したのが脳内のヒスタミン神経です。花粉症などに使われる抗ヒスタミン薬のうち、脳に入りやすい第一世代の薬では、記憶?認知機能への影響が見られることがあります。また、脳内ヒスタミンの働きを高める薬が記憶へのアクセスを改善する可能性も報告されています。これらの知見から、ヒスタミン神経は記憶機能にも関わる可能性が示されてきました。ヒスタミン神経は、脳の深部にある視床下部の結節乳頭核<sup>*3</sup>に集まり、大脳皮質、海馬、扁桃体など、記憶に関わる広い脳領域に情報を送っています。一方で、ヒスタミン神経はこれまで主に睡眠と覚醒を調節する神経として研究されてきました。そのため、覚醒している間にヒスタミン神経活動がどのように変化しているのかは分かっていませんでした。また、その変化が「同じ記憶を引き出せる時と引き出せない時」の違いに関わるのかも不明でした。そこで本研究では、ヒスタミン神経活動を選択的に記録?操作し、その時々の脳内状態が、保存された記憶へのアクセスをどのように左右するのかを調べました。</p>&#13; <p><strong>【研究の成果】</strong></p>&#13; <p>本研究では、マウスの視床下部の結節乳頭核にあるヒスタミン神経の活動を記録しました。その結果、ヒスタミン神経の活動は覚醒中にも一定ではなく、数十秒にわたる非常にゆっくりとしたゆらぎを示すことが分かりました。このゆらぎは、単なる覚醒度の高低ではなく、脳波、瞳孔、顔の動きなどを含む「脳と身体の状態」と連動していました。</p>&#13; <p>次に、音の後に砂糖水が与えられることを学習したマウスを用いて、学習した記憶が行動としてどの程度表れるかを調べました。マウスは、音を聞くと報酬を予測して舌を出して舐める行動を示すようになります。本研究では、この行動を「記憶の表出」の指標として解析しました。その結果、同じ音に対して記憶の表出が強い試行では、音を提示する前からヒスタミン神経活動が高くなっていました。つまり、ヒスタミン神経活動は、記憶が行動として表れた結果として上がるのではなく、記憶の表出が起きやすい状態を事前に作っている可能性が示されました。</p>&#13; <p>この関係をさらに確かめるため、研究グループはヒスタミン神経活動をリアルタイムで検出し、その活動が高い時または低い時に音を提示する実験を行いました。その結果、ヒスタミン神経活動が高いタイミングで音を提示した場合、低いタイミングと比べて、記憶に基づく舐め行動の頻度が約<span>40%</span>高くなることが分かりました。また、光遺伝学<sup><span>*4</span></sup>という方法で、音の直前にヒスタミン神経活動を一時的に抑えると記憶の表出は低下し、反対に活性化すると記憶の表出は高まりました。これらの操作は、舐める行動そのもの、報酬への反応、聴覚反応、瞳孔サイズなどには影響を与えませんでした。このことから、ヒスタミン神経は単にマウスを目覚めさせたり動かしたりするのではなく、学習した記憶が行動として表れる過程を調節していると考えられます。</p>&#13; <p>さらに研究グループは、報酬記憶に重要な脳領域である扁桃体基底外側核<sup>*5</sup>に注目しました。扁桃体に伸びるヒスタミン神経線維の末端を活性化すると、記憶の表出が高まりました。そこで、記憶の表出が強い時、扁桃体の神経細胞集団がどのような活動パターンを示すのかを調べるため、カルシウムイメージング<sup>*6</sup>を行いました。その結果、記憶に基づく行動が強く表れる時には、扁桃体の神経細胞集団が、記憶に対応する応答パターンをより強く、より忠実に再現していることが分かりました。一方、音の直前にヒスタミン神経を抑制すると、この応答パターンの再現性が低下しました。これらの結果から、ヒスタミン神経は扁桃体の神経集団をあらかじめ整え、「準備状態」を作っていることが明らかになりました。これにより、手がかりの音が来た時に、記憶に対応した神経活動パターンが引き出されやすくなると考えられます。</p>&#13; <p><strong>【研究の意義と今後の展開や社会的意義など】</strong></p>&#13; <p>本研究は、同じ記憶が「ある時にはすぐに利用でき、別の時にはうまく引き出されない」という日常的な現象に、脳内ヒスタミン神経の自発的な活動ゆらぎが関わることを明らかにしました。この発見は、記憶をうまく引き出せない状態に対する新しい視点をもたらしました。すなわち、記憶そのものが失われた状態だけでなく、「その時々の脳内状態によって、保存された記憶にアクセスしにくい状態」としても捉えられることを示しています。今後は、この仕組みが報酬記憶だけでなく、恐怖記憶、空間記憶、社会記憶などにも共通するか、またヒトの日常的な記憶のゆらぎにも関わるかを検証していくことが重要です。こうした研究は、加齢や認知症などでみられる、記憶や認知機能が日や時間帯によって変動する仕組みの解明にも役立つ可能性があります。将来的には、保存された記憶へアクセスしやすい脳内状態を非侵襲的に評価するバイオマーカー<sup>*7</sup>や、その状態を適切に整える新しい治療?予防法の開発につながることが期待されます。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p><strong>【用語解説】</strong></p>&#13; <p>*1 ヒスタミン神経:神経伝達物質の一つであるヒスタミンを放出する神経細胞。睡眠?覚醒の調節に関わるほか、記憶や認知機能にも関与すると考えられています。</p>&#13; <p>*2 記憶の表出:保存された記憶が、手がかりに応じて行動として現れることです。本研究では、音の手がかりに対する報酬予測の舐め行動を指標として用いました。</p>&#13; <p>*3 視床下部の結節乳頭核:脳の深部にある視床下部の一部で、脳内ヒスタミン神経が集まる主要な領域です。</p>&#13; <p>*4 光遺伝学:特定の神経細胞に光に反応するタンパク質を導入し、光を当てることで神経活動を操作する技術です。</p>&#13; <p>*5 扁桃体基底外側核:記憶や情動に重要な扁桃体の一部で、音と報酬を結びつける学習に関わります。</p>&#13; <p>*6 カルシウムイメージング:細胞内のカルシウム濃度の変化を蛍光の変化として観察することで、神経細胞の活動を調べる方法です。</p>&#13; <p>*7 バイオマーカー:身体や脳の状態を客観的に評価するための指標のことです。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p><strong>【研究助成】</strong></p>&#13; <p>本研究は、科学技術振興機構(<span>JST</span>)の創発的研究支援事業「人工海馬による記憶?学習能力の創発」(<span>JPMJFR204A</span>)や、文部科学省?日本学術振興会科学研究費助成事業(<span>JP23H02787</span>、<span>JP22H05080</span>、<span>JP22K19482</span>、<span>JP26K02316</span>、<span>JP23K14683</span>、<span>JP25KJ2024</span>)、日本医療研究開発機構(<span>AMED</span>)の革新的先端研究開発支援事業(<span>AMED-CREST</span>)「情動による多感覚システム統合機構解明と革新的疼痛治療法開発」、名古屋市立大学<span>Meishi Initiative</span>、名古屋市立大学共創まちづくり研究推進費、名古屋市立大学卓越研究グループ支援事業などによる助成を受けて行われました。</p>&#13; <p><strong>【論文タイトル】</strong></p>&#13; <p>Infraslow histaminergic dynamics govern priming states to gate moment-to-moment memory accessibility</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p><strong>【著者】</strong></p>&#13; <p>森下良一<sup><span>1,a</span></sup>、髙村侑希<sup><span>1,2,a</span></sup>、西村京華<sup><span>2</span></sup>、横井雄斗<sup><span>1</span></sup>、石濱優弥<sup><span>1</span></sup>、井筒蓮太郎<sup><span>1</span></sup>、大野深智<sup><span>1</span></sup>、松本玲香<sup><span>1</span></sup>、人羅(今村)菜津子<sup><span>2,3</span></sup>、南雅文<sup><span>2</span></sup>、野村洋<sup><span>1,2,*</span></sup></p>&#13; <p> 所属</p>&#13; <p>1 名古屋市立大学大学院医学研究科 脳神経科学研究所 認知機能病態学寄附講座</p>&#13; <p>2 北海道大学大学院薬学研究院 薬理学研究室</p>&#13; <p>3 熊本大学大学院生命科学研究部(薬学系)薬物活性学分野</p>&#13; <p>a 共同筆頭著者</p>&#13; <p>* 責任著者</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p><strong>【掲載学術誌】</strong></p>&#13; <p>学術誌名:<span>Neuron</span></p>&#13; <p>DOI番号:<span>10.1016/j.neuron.2026.05.019</span></p>&#13; <p>【詳細】 <a style="background-color: #fafafa;" href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260609.pdf">プレスリリース</a>(PDF774KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong>?</p>&#13; <p/>&#13; <p>(報道に関するお問い合わせ)</p>&#13; <p>担当:総務部 総務課 広報戦略室</p>&#13; <p>電話:<span>096-342-3269</span></p>&#13; <p>e-mail:<span><a href="mailto:sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp">sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp</a></span></p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 全国8地域の大規模認知症コホート研究により、APOE ε4遺伝子型と 修正可能な危険因子が認知症リスクに及ぼす相互的な関連を報告_目前最好的足彩app /whatsnew/seimei/20260602-2 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li>本研究では、?規模認知症コホート研究である<span>JPSC-AD</span>研究に参加した<span>65</span>歳以上の地域住民<span>9,605</span>名を対象に、<em><span>APOE</span></em><span>ε4</span>遺伝子型(<span>※1</span>)別に修正可能な危険因子と認知症、脳画像所見との関連を解析した。</li>&#13; <li>その結果、<em><span>APOE </span></em><span>ε4</span>遺伝子型非保因者およびヘテロ接合性保因者では、修正可能な危険因子の集積が少ないほど認知症の有病率が低かった。一方、<em><span>APOE </span></em><span>ε4</span>ホモ接合性保因者では、修正可能な危険因子の集積の程度による認知症リスクの明らかな差は認められなかった。</li>&#13; </ul>&#13; <p><strong>【概要】</strong></p>&#13; <p>近年、認知症予防を進めるうえで、生活習慣病などの修正可能な危険因子の管理が重要視されています。しかし、認知症に強く関連する<em><span>APOE</span></em><span> ε4</span>遺伝子型と修正可能な危険因子が認知症リスクに及ぼす相互的な関係については、十分に明らかにされていませんでした。</p>&#13; <p>九州大学大学院医学研究院 衛生?公衆衛生学分野の二宮利治教授、熊本将也学術研究員(理化学研究所?客員研究員兼務)ら、理化学研究所生命医科学研究センターの桃沢幸秀副センター長、および弘前?学、岩?医科?学、?沢?学、慶應義塾?学、松江医療センター、愛媛?学、熊本?学、東北?学加齢医学研究所の研究者からなる共同研究グループは、健康長寿社会の実現を目指した大規模認知症コホート研究である<span>JPSC-AD </span>研究(<span>※2</span>)に参加した<span>65</span>歳以上の地域高齢住民<span>9,605</span>名を対象に、<em><span>APOE</span></em><span> ε4</span>遺伝子型と修正可能な危険因子スコアの組み合わせと認知症との関連を検討しました。修正可能な危険因子スコアは、教育歴、高血圧、糖尿病、低体重、脳卒中既往、喫煙、身体活動を点数化したもので、<span>0</span>から<span>2</span>点を低スコア群、<span>3</span>点以上を高スコア群としました。</p>&#13; <p>その結果、<em><span>APOE</span></em><span> ε4</span>遺伝子型非保因者とヘテロ接合性保因者(※<span>3</span>)において、修正可能な危険因子スコアが低い群では、高い群に比べ、認知症を有するリスクが有意に低く、脳<span>MRI</span>解析において海馬?灰白質容積が大きく、白質病変容積が小さい傾向が認められました。一方、ホモ接合性保因者では、低スコア群と高スコア群の間で認知症リスクや、各脳部位容積に明らかな差を認めませんでした(図<span>1, 2, 3</span>)。</p>&#13; <p>なお、本研究は横断研究であるため、因果関係を論じるには限界があります。</p>&#13; <p>本研究の成果は、<em><span>APOE</span></em><span> ε4</span>ヘテロ接合性保因者など一定の遺伝的リスクを有する人においても、生活習慣病などの修正可能な危険因子の管理が、認知症のリスク低減に寄与する可能性を示すものです。</p>&#13; <p>本研究成果は、国際学術誌<span>Alzheimer's &amp; Dementia: Diagnosis, Assessment &amp; Disease Monitoring</span>に<span>2026</span>年<span>5</span>月<span>22</span>日(金)に掲載されました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>【用語解説】</p>&#13; <p>※1 <em>APOE</em> ε4遺伝子型</p>&#13; <p><em>…<span>APOE</span></em>遺伝子は脂質代謝などに関わる遺伝子で、<span>ε2</span>、<span>ε3</span>、<span>ε4 </span>などの型があります。このうち <em><span>APOE</span></em><span> ε4</span>は、アルツハイマー型認知症の代表的な遺伝的リスク因子として知られています。</p>&#13; <p>※2 健康?寿社会の実現を?指した?規模認知症コホート研究:<span>Japan Prospective Studies</span></p>&#13; <p>Collaboration for Aging and Dementia(<span>JPSC-AD</span>)</p>&#13; <p><em>…</em>我が国の<span>8</span>地域(?森県弘前市、岩?県??町、?川県七尾市中島町、東京都荒川区、島根県海?</p>&#13; <p>町、愛媛県伊予市中?町、福岡県久?町、熊本県荒尾市)における地域?齢住?約1万?を対象とし</p>&#13; <p>た?規模認知症コホート研究である(<span><a href="https://www.eph.med.kyushu-u.ac.jp/jpsc/">https://www.eph.med.kyushu-u.ac.jp/jpsc/</a></span>)。</p>&#13; <p>ベースライン調査は<span>2016</span>年<span>?2018</span>年に実施され、予め<span>8</span>地域で標準化された研究計画に基づいて、</p>&#13; <p>詳細な臨床情報(認知機能を含む)、頭部<span>MRI </span>画像データ、遺伝?情報を収集している。さらに、認知</p>&#13; <p>症や??管病の発症や死亡に関する追跡調査を継続している。</p>&#13; <p>なお、本研究は、国?研究開発法??本医療研究開発機構(<span>AMED</span>)認知症研究開発事業の研究助</p>&#13; <p>成?を受けている。また、サントリーホールディングス株式会社との共同研究も実施している。</p>&#13; <p>※3 ヘテロ接合性保因者<span>/</span>ホモ接合性保因者</p>&#13; <p><em>…</em>ヒトは通常、遺伝子を父母から<span>1</span>コピーずつ、計<span>2</span>コピー持っている。ある遺伝子型を<span>1</span>コピー(片方)持つ人をヘテロ接合性保因者、<span>2</span>コピー(両方)持つ人をホモ接合性保因者と呼ぶ。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>【論?情報】</p>&#13; <p>掲載誌:<span>Alzheimer's &amp; Dementia: Diagnosis, Assessment &amp; Disease Monitoring</span></p>&#13; <p>タイトル:<em><span>APOE</span></em><span>ε4, modifiable risk factors, and dementia in community-based older Japanese adults</span></p>&#13; <p>著者名:<span>Masaya Kumamoto, Toshiharu Ninomiya, Yoshihiko Furuta, Mao Shibata, Tomoyuki</span></p>&#13; <p>Ohara, Jun Hata, Tetsuro Ago, Yasuyuki Taki, Tatsuya Mikami, Tetsuya Maeda, Kenjiro Ono, Masaru Mimura, Ritsuko Hanajima, Jun-ichi Iga, Minoru Takebayashi, Yukihide Momozawa, on behalf of the Japan Prospective Studies Collaboration for Aging and Dementia (JPSC-AD) Study Group</p>&#13; <p>DOI:<a href="https://alz-journals.onlinelibrary.wiley.com/doi/10.1002/dad2.70371">10.1002/dad2.70371</a></p>&#13; <p>?</p>&#13; <p/>&#13; <p>【詳細】 <a style="background-color: #fafafa;" href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260605-2.pdf">プレスリリース</a>(PDF1,117KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" class="image-inline"/></p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <p/>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong>?</p>&#13; <p/>&#13; <p>(報道に関するお問い合わせ)</p>&#13; <p>担当:総務部 総務課 広報戦略室</p>&#13; <p>電話:<span>096-342-3269</span></p>&#13; <p>e-mail:<span><a href="mailto:sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp">sos-koho@jimu.kumamoto-u.ac.jp</a></span></p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ 令和8年6月1日より新たにネーミングライツパートナーが決定いたしました_目前最好的足彩app /whatsnew/shisetsu/copy5_of_8ebigb <![CDATA[<p> 令和8年6月1日より、本荘北地区にある以下の施設について、新たにネーミングライツパートナーが決定いたしましたので、お知らせいたします。</p>&#13; <h3>愛称:えがお健康パーキング?えがお健康パーク</h3>&#13; <ul>&#13; <li>施設等名 :病院(第二立体駐車場?時計台周り広場)</li>&#13; <li>事業期間 :令和8年6月1日~令和11年5月31日</li>&#13; <li>パートナー:株式会社えがお</li>&#13; <li>分類   :施設指定型&#13; <table height="268" style="width: 833px; border-color: #ffffff; background-color: #ffffff;">&#13; <tbody>&#13; <tr style="height: 210.7px;">&#13; <td style="height: 210.7px; width: 407.317px; border-color: #ffffff; background-color: #ffffff;"><img src="/daigakujouhou/shisetu/gk9jw1/IMG_1952.JPG/@@images/cc5ad4ed-5bea-426a-885b-2cfd27b27543.jpeg" title="IMG_1952.JPG" alt="IMG_1952.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; <td style="height: 210.7px; width: 407.683px; border-color: #ffffff; background-color: #ffffff;"><img src="/daigakujouhou/shisetu/gk9jw1/IMG_1957.JPG/@@images/0e05e18f-405f-423f-9bc7-394d8f2b2b43.jpeg" title="IMG_1957.JPG" alt="IMG_1957.JPG" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </li>&#13; </ul>&#13; <p> 本学におけるネーミングライツ制度や契約実績の詳細につきましては、下記のホームページにてご案内しておりますので、ぜひご覧ください。</p>&#13; <p><strong>【URL】</strong><a href="/daigakujouhou/shisetu/df35hn/index">/daigakujouhou/shisetu/df35hn/index</a></p>&#13; <div class="e-box-bordered">&#13; <div class="e-box-bordered__body">&#13; <p class="e-box-bordered__title">お問い合わせ</p>&#13; <p class="e-box-bordered__title">施設部 施設企画課 資産管理担当 096-342ー3161</p>&#13; <p class="e-box-bordered__title">sis-sisan[AT]jimu.kumamoto-u.ac.jp ※ [AT] を @ に書き換えてご使用ください。</p>&#13; </div>&#13; </div>]]> No publisher その他 ページ 国立清華大学(台湾)の羅丞曜教授が熊本大学を訪問_目前最好的足彩app /kokusaikouryuu/whatsnew/NTHU20260528 <![CDATA[<p>令和<span>8</span>年<span>5</span>月<span>28</span>日、台湾?国立清華大学(<span>NTHU</span>)の羅 丞曜(ロー?チェンヤオ)教授が熊本大学を訪問されました。羅教授は同大学の動力機械工程学系教授であり、国際事務処の人材育成部門長を務められています。当日は、同大学に在籍するインド籍の留学生も同行し、本学との交流を深めました。</p>&#13; <p>本学からは、大谷順理事?副学長、<a href="https://reisi.kumamoto-u.ac.jp/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">半導体?デジタル研究教育機構(<span>REISI</span>)</a>の岸田光代教授、および<span>2</span>名の研究戦略開発本部<span>URA</span>(大学リサーチ?アドミニストレーター)が応対し、懇談を行いました。</p>&#13; <p>懇談では、両大学における学生交流の促進や、学生の留学を後押しするための取り組みについて活発な意見交換が行われました。同席した留学生からも学生の視点に立った貴重な意見が出され、今後の具体的な施策を検討する上で大変参考となる有意義な機会となりました。また、学生交流にとどまらず、今後は<span>URA</span>をはじめとする大学職員間の相互派遣?交流(スタッフモビリティ)の可能性についても必要性を確認し合い、実務的な計画の策定に向けて合意しました。さらに、両学は共同研究の重要性についても認識を共有し、今後の連携拡大に強い期待を寄せました。</p>&#13; <p>国立清華大学は、台湾における本学の重要なパートナー校です。熊本大学は、今後も同大学との協力をさらに拡大し、多角的な連携を深めてまいります。</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0528-1.JPG/@@images/88b0affe-8015-4af4-bfd3-83655ea40754.jpeg" title="0528-1.JPG" alt="0528-1.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">懇談の様子</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0528-2.JPG/@@images/09c246b5-0006-4099-8da3-6372ed462abc.jpeg" title="0528-2.JPG" alt="0528-2.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">羅丞曜(ロー?チェンヤオ)教授<span>(</span>左<span>)</span>と大谷順理事?副学長</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0528-3.JPG/@@images/da0047f9-0808-48a4-875f-fe7f4604a765.jpeg" title="0528-3.JPG" alt="0528-3.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">記念写真</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0528-4.JPG/@@images/4f8116b9-8401-466f-8d76-a481056b6458.jpeg" title="0528-4.JPG" alt="0528-4.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">五高記念館前にて</p>]]> No publisher その他 ページ グルノーブル?アルプ大学(フランス)教授が熊本大学を訪問_目前最好的足彩app /kokusaikouryuu/whatsnew/GrenobleAlpes20260527 <![CDATA[<p>令和<span>8</span>年<span>5</span>月<span>27</span>日、フランスのグルノーブル?アルプ大学(<span>Université Grenoble Alpes</span>)より、ジュリアン?パーノット(<span>Julien Pernot</span>)教授が本学を訪問されました。</p>&#13; <p>表敬訪問では、大谷順理事?副学長、野中美応大学院先端科学研究部教授、岸田光代半導体?デジタル研究教育機構特任教授と面会され、グルノーブル?アルプ大学において新たに立ち上げられたプログラムについて説明がありました。和やかな雰囲気の中、同大学より、プログラムの構想に加え、学生交流についてもさらに力を入れていきたいとの意向が示されました。</p>&#13; <p>また、本学からは、グルノーブル?アルプ大学と本学のダブルディグリー?プログラム(<span>DDP</span>)への期待を述べるとともに、さらなる発展の可能性について意見交換を行い、大学間協定の締結についても話題に上りました。</p>&#13; <p>今回の訪問は、双方にとって活発な意見交換の機会となり、今後の交流?協力の深化につながる新たな可能性が期待される大変有意義な機会となりました。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0527-1.JPG/@@images/5ce6cea5-3c1a-462f-8a50-eba5217c4e11.jpeg" title="0527-1.JPG" alt="0527-1.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0527-2.JPG/@@images/f56876ca-c4d4-4049-9772-69d0ef2c045a.jpeg" title="0527-2.JPG" alt="0527-2.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">表敬訪問の様子</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0527-3.JPG/@@images/aa0b45df-d6c0-4c4e-a979-e2e62a4239f9.jpeg" title="0527-3.JPG" alt="0527-3.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">記念写真</p>]]> No publisher その他 ページ ~アートとサイエンスが共存する空間~「フェルメール 蘇る全37 リ?クリエイト作品展」開催のお知らせ_目前最好的足彩app /kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/11xrxo <![CDATA[<p>この度熊本大学では、肥後の里山ギャラリーのご支援?ご協力の下、~アートとサイエンスが共存する空間~「フェルメール 蘇る全37 リ?クリエイト作品展」を開催することになりました。<br/>リ?クリエイトとは、経年変化してしまった絵画を、最新のデジタルリマスタリング技術によって、描かれた当時の色調とテクスチャー(質感など)を求めて、原寸大で鮮やかに再創造した、より精緻で高品質な絵画作品です。<br/>これら全作品は、「アートとサイエンスが共存する空間を」というキャンパス構想に共感していただいた島田俊郎様(㈱あつまるHD 前代表取締役社長)からの個人寄贈によるものです。<br/>島田様の、「多くの方にフェルメールの魅力を感じてほしい」との想いにも沿って、この機会にぜひ展覧会にお越しくださいますよう案内申し上げます。<br/>                    記</p>&#13; <p>【会   場】肥後銀行本店 肥後の里山ギャラリー(熊本市中央区練兵町1番地)<br/>【期   間】令和8年6月15日(月)~7月30日(木)<br/>【開? 館 時 間】9:30~16:30<br/>【休 館 日】日曜日?祝日<br/>【観 覧 料】無料<br/>【主   催】熊本大学キャンパスミュージアム推進機構、熊本大学薬学部<br/>【協   力】(株)肥後銀行、(株)あつまるホールディングス<br/>【後   援】熊本県教育委員会、熊本市教育委員会<br/><br/>〇ギャラリートーク <br/>    甲斐広文熊本大学名誉教授による絵画鑑賞会<br/>    【日   時】令和8年7月4日(土)および7月18日(土)13:30より 45分~1時間程度<br/>    【参 加 費】無料、事前申し込み不要<br/><br/>〇朗読?演奏会 <br/>    福島絵美アナウンサーと熊本大学学生による「朗読と音楽とフェルメール」<br/>    【日   時】令和8年7月11日(土)13:30より 1時間半程度<br/>    【参 加 費】無料、事前申し込み不要<br/><br/> 詳しくは別紙チラシをご覧ください。<br/>??<a href="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/sirk0k"><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/euyx9y/@@images/a0882795-b2f8-4d1d-8264-5bb80951f4ab.jpeg" title="&#x30D5;&#x30A7;&#x30EB;&#x30E1;&#x30FC;&#x30EB;&#x5C55;.jpeg" height="369" width="271" alt="&#x30D5;&#x30A7;&#x30EB;&#x30E1;&#x30FC;&#x30EB;&#x5C55;.jpeg" class="image-inline"/></a> <a href="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/news-file/sirk0k" target="_blank" rel="noopener noreferrer"><img src="/kenkyuu_sangakurenkei/sangakurenkei/chiikirenkei/news/mzfgbt/@@images/06ba03f4-bf36-4940-89f2-e612abc9c845.jpeg" title="&#x30D5;&#x30A7;&#x30EB;&#x30E1;&#x30FC;&#x30EB;&#x5C55;&#x88CF;.jpeg" height="368" width="271" alt="&#x30D5;&#x30A7;&#x30EB;&#x30E1;&#x30FC;&#x30EB;&#x5C55;&#x88CF;.jpeg" class="image-inline"/></a></p>]]> No publisher 一般 イベント 小川久雄学長と総合メディカルグループ多田社長との対談記事が公開されました_目前最好的足彩app /whatsnew/koho/4r8b66/20260603 <![CDATA[<p><span> 小川学長と総合メディカルグループ株式会社代表取締役社長 多田荘一郎氏</span><span>との対談記事が、21世紀メディカル研究所のウェブサイトに</span><span>掲載されましたのでお知らせいたします。</span><br/><span> 今回の対談では、本学と総合メディカルグループとの包括連携協定をはじめ、</span><span>地域医療を支える人材育成、目前最好的足彩appによる社会実装、大学の情報発信の</span><span>在り方などについて、幅広い意見交換が行われました。</span><br/><br/><strong>【主な内容】</strong><br/><span>■ 医療人材育成と地域医療への貢献</span><br/><span> 総合メディカルグループとの包括連携協定に基づき、同グループの薬剤師が</span><span>熊本大学病院で臨床経験を積む新たな取組をはじめ、多職種連携による地域医療</span><span>の充実について紹介されています。</span><br/><br/><span>■ オープンイノベーションと社会実装</span><br/><span> 企業と大学が連携し、研究成果や現場の課題を共有しながら社会実装を進める取組や、</span><span>オープンイノベーションを通じた目前最好的足彩appの在り方について語られています。</span><br/><br/><span>■ 熊本大学の研究力と情報発信力</span><br/><span> 本学研究者が「世界で最も影響力のある研究者トップ2%(2024年版)」に選出</span><span>されたことや、熊本日日新聞、テレビ熊本、読売新聞との連携協定をはじめとする</span><span>情報発信の取組など、本学の研究力と社会への発信力向上に向けた取組が紹介</span><span>されています。</span><br/><br/><span>本学が目指す社会連携や地域貢献の方向性について理解を深めていただける内容</span><span>となっておりますので、ぜひご覧ください。</span><br/><br/><span>▼対談記事はこちら(外部サイト:21世紀メディカル研究所)</span><br/><span> <a href="https://www.21medical.org/post/special-dialogue-sogo-medical-group-part-two">https://www.21medical.org/post/special-dialogue-sogo-medical-group-part-two</a></span></p>]]> No publisher その他 ページ 熊本大学―マンスフィールド財団連携講義特別セミナーを開催しました_目前最好的足彩app /kokusaikouryuu/whatsnew/MFSpecial-Seminar20260526 <![CDATA[<p>令和8年5月26日、熊本大学は「熊本大学―マンスフィールド財団連携講義特別セミナー」を開催しました。ゲストスピーカーとして、第29期マンスフィールド?フェローのエリザベス?ベアー氏を招き、「異文化コミュニケーションと良好な人間関係の構築」をテーマにご講演いただきました。本セミナーは、対面およびオンラインによるハイブリッド形式で実施し、学外からも参加がありました。</p>&#13; <p>講演では、ベアー氏が国際的な実務経験を踏まえながら、グローバルな環境における異文化コミュニケーションと人間関係構築の重要性について紹介しました。日本とアメリカを例に、日本で多く見られる「相手の意図を察する」コミュニケーションと、アメリカで重視される「言葉で明確に伝える」コミュニケーションの違いや、それぞれの文化的傾向が意思疎通に与える影響について説明しました。また、どちらのコミュニケーションスタイルにも優劣があるわけではなく、それぞれの長所を組み合わせて用いることで、より良いコミュニケーションにつながると伝えました。</p>&#13; <p>ベアー氏は、異なる背景を持つ人々とより客観的かつ効果的にコミュニケーションを取るためには、自身の文化的傾向やコミュニケーションの特徴を理解することが大切であると強調しました。さらに、自分の考えを表現する自信や自己認識を高めることが、異文化コミュニケーションを成功させるための重要な要素であることにも触れました。また、コミュニケーションは対立や議論として捉えるのではなく、相互理解やより良い解決策を共に見つけるための協働的なプロセスであるという考え方も示されました。ベアー氏は、相手の異なる価値観を尊重しながら、自分自身の考えを明確かつ建設的に伝えることの重要性を学生に伝えました。</p>&#13; <p>講演後には質疑応答の時間も設けられ、学生や学外からの参加者から、アメリカの職場文化やコミュニケーションスタイル、自己認識を高める方法などについて多くの質問が寄せられました。本セミナーは、学生や参加者にとって、グローバル化が進む現代社会における異文化理解とコミュニケーションについて学ぶ貴重な機会となりました。</p>&#13; <p/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526-1.JPG/@@images/9f01218a-ecbb-41ed-86ba-5d978ee7f771.jpeg" title="0526-1.JPG" alt="0526-1.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">大谷順理事?副学長とエリザベス?ベアー氏</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526-2.JPG/@@images/356b946b-6942-40a2-bd5d-2d4681c71841.jpeg" title="0526-2.JPG" alt="0526-2.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">セミナーの様子(右:横塚志乃准教授)</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526-3.JPG/@@images/bf1eeb3b-980e-48ac-877b-c39de7301099.jpeg" title="0526-3.JPG" alt="0526-3.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526-4.JPG/@@images/e48988f3-8be4-4b02-89fd-ba8a11863ee4.jpeg" title="0526-4.JPG" alt="0526-4.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;"/>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526-5.JPG/@@images/0e7091ce-7517-4bc2-852e-cf0a1d396ed3.jpeg" title="0526-5.JPG" alt="0526-5.JPG" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">質疑応答の様子</p>&#13; <p style="text-align: center;"><img src="/kokusaikouryuu/whatsnew-file/0526-6.jpg/@@images/cb4a3052-e123-46fa-9980-09b2f6839369.jpeg" title="0526-6.jpg" alt="0526-6.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p style="text-align: center;">五高記念館前にて</p>]]> No publisher その他 ページ 名誉教授称号授与式を開催_目前最好的足彩app /whatsnew/jinji/20260602 <![CDATA[<p/>&#13; <p>&#13; &#13; </p>&#13; <div class="e-responsive-table">&#13; <p> 熊本大学では、この度、本学教授として永年勤務され、教育?学術上特に功績があった方々17名に、熊本大学名誉教授の称号を授与しました。</p>&#13; <p> 令和8年5月29日(金)に、小川久雄学長はじめ、理事、関係部局長等の列席のもと授与式を開催し、小川学長より称号記が授与され、永年にわたる本学への貢献と功績に対し感謝の言葉が述べられました。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p>被授与者は以下のとおりです。(所属は退職時)</p>&#13; <p>井福裕俊、島谷浩、田口浩継(大学院教育学研究科)</p>&#13; <p>慶田勝彦、松瀬憲司、伊藤洋典、大澤博明(大学院人文社会科学研究部)</p>&#13; <p>磯部博志、岸田光代、戸田敬、國武雅司、森和也(大学院先端科学研究部)</p>&#13; <p>田代浩徳、塚本佐知子、森岡弘志(大学院生命科学研究部)</p>&#13; <p>河村能人(先進マグネシウム国際研究センター)</p>&#13; <p>岡田誠治(ヒトレトロウイルス学共同研究センター)</p>&#13; <p style="text-align: right;">(以上17名)</p>&#13; <table>&#13; <tbody>&#13; <tr>&#13; <td><img src="/whatsnew/jinji/dxvuod/@@images/c30c14a2-084a-4d41-91ec-3827618fa74a.jpeg" title="&#x753B;&#x50CF;1.jpg" alt="&#x753B;&#x50CF;1.jpg" class="image-inline"/></td>&#13; </tr>&#13; <tr>&#13; <td style="text-align: center;">&#13; <p style="text-align: center;">被授与者を囲んでの記念撮影</p>&#13; (前列中央が小川学長)</td>&#13; </tr>&#13; </tbody>&#13; </table>&#13; </div>&#13; <p>&#13; &#13; </p>]]> No publisher その他 ページ 山縣和也教授がハーゲドーン賞を受賞しました_目前最好的足彩app /whatsnew/seimei/cp1v3y <![CDATA[<p>この度、山縣和也教授(生命科学研究部?病態生化学講座)が、第<span>69</span>回日本糖尿病学会年次学術集会(<span>2026</span>年<span>5</span>月<span>21</span>日~<span>23</span>日/大阪国際会議場)において、ハーゲドーン賞を受賞しました。</p>&#13; <p>?この賞は、国際的に認められ、評価の確立した糖尿病研究に贈呈されるもので、日本糖尿病学会が顕彰する賞のひとつです。<br/>?山縣教授は、「核内因子からみた糖尿病発症の分子機構解明」に関する研究業績が認められての受賞となりました。<br/>?授賞式は<span>5</span>月<span>21</span>日に、受賞講演は<span>5</span>月<span>23</span>日に、いずれも大阪国際会議場 メインホールにて執り行われました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>■受賞対象研究の概要</p>&#13; <p>「核内因子からみた糖尿病発症の分子機構解明」</p>&#13; <p>我が国において糖尿病が強く疑われる人の数は増加を続けており、推計<span>1100</span>万人に上ります。糖尿病の一部は家族性(遺伝性)に発症しますが、その原因遺伝子や病態、適切な治療方法は不明でした。<br/>山縣教授は、<span>HNF1A</span>という遺伝子が遺伝性糖尿病の主要な原因遺伝子であり、同遺伝子の変異で糖尿病が発症する<span>*</span>  ことを解明されました。また同遺伝子の異常でおきる糖尿病の特徴や最適な治療法についても明らかにされました。<br/>山縣教授は、<span>HNF1A</span>遺伝子の異常による糖尿病の存在を世界で初めて発見し、その詳細な病態解明に成功したことが高く評価され、この度の受賞となりました。</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/seimei/seimei_file/hagedon.jpg/@@images/81d23f1b-9d64-40b2-8002-1d1c058025aa.jpeg" title="hagedon.jpg" alt="hagedon.jpg" class="image-inline"/></p>&#13; <p>素晴らしい賞を受賞された山縣教授には、今後更なるご活躍が期待されます。</p>&#13; <p>?※授賞した山縣和也教授(中央)</p>&#13; <p><img src="/whatsnew/seimei/0jnwyq/@@images/a366ed62-1547-409b-83d8-febeb5d4b22f.jpeg" title="&#x5C71;&#x7E23;&#x30CF;&#x30FC;&#x30B2;&#x30C9;&#x30FC;&#x30F3;&#x6388;&#x8CDE;&#x5F0F;.JPG" alt="&#x5C71;&#x7E23;&#x30CF;&#x30FC;&#x30B2;&#x30C9;&#x30FC;&#x30F3;&#x6388;&#x8CDE;&#x5F0F;.JPG" class="image-inline"/></p>]]> No publisher 研究 ページ 乳がん再発を血液検査で高精度に予測-cfDNAヌクレオソーム解析により治療抵抗性の兆候を可視化-_目前最好的足彩app /whatsnew/seimei-sentankenkyu/20260601 <![CDATA[<p><strong>(ポイント)</strong></p>&#13; <ul>&#13; <li><strong>転写制御に基づく新しい<span>cfDNA</span>解析法を開発</strong><br/> 乳がんの治療抵抗性に伴う転写変化に着目した<span>cfDNA</span>解析法を構築。従来の変異中心の<span>cfDNA</span>解析では捉えにくかったヌクレオソーム変化を可視化しました。</li>&#13; <li><strong>わずか<span>2</span>遺伝子領域のヌクレオソーム解析で再発乳がんを高精度に識別</strong><br/> <em>RERE</em>および<em><span>SYNPO2</span></em>領域のヌクレオソームスコアは、原発乳がんと再発乳がんを高精度に識別。転写情報に基づくヌクレオソーム解析の高い感度と新規性を示しました。</li>&#13; <li><strong>低コスト?低侵襲で実装可能な次世代リキッドバイオプシーへ</strong><br/> 全ゲノム解析ではなく、転写調節領域に絞ることで、簡便かつコスト効率の高い乳がん再発モニタリング法を実現。臨床現場でのリアルタイムな治療効果判定や再発監視への応用が期待されます。</li>&#13; </ul>&#13; <p><strong>(概要説明)</strong></p>&#13; <p>熊本大学発生医学研究所 細胞医学分野の渡邉すぎ子特任准教授、中尾光善特任教授および熊本大学病院乳腺内分泌外科の山本豊教授らの研究グループは、血液中を循環する<span>cell-free DNA</span>(<span>cfDNA</span>)<sup>※</sup><sup>1</sup>のヌクレオソーム<sup>※</sup><sup>2</sup>構造および断片化パターンを解析することで、乳がん再発を高精度に予測できる新たな手法を開発しました。</p>&#13; <p>本研究では、乳がんの治療抵抗性獲得過程で転写制御を受ける<span>26</span>遺伝子領域に着目し、原発乳がん<span>105</span>例、再発乳がん<span>45</span>例の計<span>150</span>検体を対象に<span>cfDNA</span>解析を実施しました。その結果、再発症例ではコーディング領域<sup>※</sup><sup>3</sup>だけでなく非コーディング領域<sup>※</sup><sup>4</sup>を含めた変異数の増加や、<span>cfDNA</span>の断片が短くなることが認められました。</p>&#13; <p>さらに、<em><span>RERE</span></em>および<em><span>SYNPO2</span>という遺伝子付近の</em>ヌクレオソーム構造に由来するスコアにより、原発乳がんと再発乳がんを高精度に識別できることが明らかになりました。加えて、複数の<span>cfDNA</span>の特徴的因子を機械学習<sup>※</sup><sup>5</sup>で統合することで、乳がん再発をさらに高精度に予測できることを示しました。</p>&#13; <p>本研究は、<span>cfDNA</span>解析を単なる遺伝子変異検出にとどめず、転写制御やクロマチン再構築といったエピゲノム情報まで捉えることで、乳がん再発や治療抵抗性を低侵襲にモニタリングできる可能性を示すものです。将来的には、個別化医療における治療選択や再発早期検出への応用が期待されます。</p>&#13; <p>本研究の成果は、<span>2026</span>年<span>5</span>月<span>28</span>日に米国がん学会(<span>American Association of Cancer Research</span>)が発刊する学術誌『<span>Cancer Research communications</span>』(オンライン版)に掲載されました。</p>&#13; <p>なお、本研究は日本学術振興会科学研究費助成事業(<span>20K07589, </span>23K06699, 16H06279(先進ゲノム支援<span>) </span>および<span> 24K02240</span>)、高松宮妃癌研究基金(20-25240)、小林がん学術振興会研究助成、武田科学振興財団研究助成、リレー?フォー?ライフ?ジャパンプロジェクト未来研究助成、金原一郎記念医学医療振興財団研究助成および熊本大学発生医学研究所「高深度オミクス医学研究拠点ネットワーク形成事業」の助成を受け実施したものです。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p><strong>(説明)</strong></p>&#13; <p><strong>[<u>背景</u>]</strong></p>&#13; <p>高齢化が進む日本では、がん患者数の増加に伴い、より効果的な予防法や新しい治療法の開発が重要な課題となっています。中でも乳がんは、日本人女性で最も多いがんの一つであり、女性が罹患するがん全体の約<span>20</span>%を占めています。</p>&#13; <p>乳がんでは、がん細胞の特徴に応じた「分子サブタイプ分類」に基づく治療が進んでおり、ホルモン受容体や<span>HER2</span>(がん細胞の増えやすさに関係するタンパク質)などの情報をもとに個別化治療が行われています。しかし治療が効きにくい(=治療抵抗性)症例や、治療開始後に耐性を獲得して再発する症例、さらには治療終了後<span>5</span>~<span>10</span>年以上経って再発する「晩期再発」が臨床上の大きな問題となっています。実際ホルモン受容体陽性乳がんの約<span>10</span>~<span>26</span>%でホルモン療法抵抗性がみられることが報告されており、その克服が重要な課題です。</p>&#13; <p>近年、治療抵抗性の背景には、<em><span>ESR1</span></em>遺伝子の異常や<em><span>PIK3CA</span></em>遺伝子変異など、治療中にがん細胞が遺伝学的に変化する「ゲノム進化」が関与することが明らかになってきました。また、転写因子やクロマチン構造の変化も関与すると考えられていますが、その詳細な仕組みは十分に解明されていません。このため、乳がん再発や治療抵抗性を早期に捉え、その分子メカニズムを理解するための新たな解析技術の開発が求められています。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>[<strong><u>研究の内容</u></strong>(方法<span>)</span>]</p>&#13; <p>研究グループはこれまでに、乳がんがホルモン療法への耐性を獲得する過程で、転写状態が大きく変化する<span>26</span>の遺伝子領域を同定していました。これらの領域には、<em><span>ERBB2</span>、<span>ESR1</span>、<span>RERE</span>、<span>SYNPO2</span></em>など、乳がんの増殖や治療反応性に関与する遺伝子が含まれています。しかし、これらの領域がどのように治療耐性や再発に関与するのかは明らかになっていませんでした。</p>&#13; <p>そこで本研究では、「治療によるゲノムストレスによって、これら<span>26</span>遺伝子領域に異常が蓄積し、その変化が血液中の<span>cfDNA</span>に反映されるのではないか」という仮説を立て、乳がん患者<span>150</span>症例(原発乳がん<span>105</span>例、再発乳がん<span>45</span>例)の血液由来<span>cfDNA</span>を解析しました(図1)。</p>&#13; <p>解析には、<span>26</span>遺伝子領域を対象とした独自設計の高感度ターゲットシーケンス法を用いました。さらに、遺伝子変異、コピー数異常、<span>DNA</span>断片長、構造異常、ヌクレオソーム構造など、多層的なゲノム?エピゲノム解析を実施しました。また、得られた複数の<span>cfDNA</span>情報を機械学習で統合し、乳がん再発を予測するモデルの構築も行いました。</p>&#13; <p>本研究により、乳がんのホルモン応答性と治療耐性化を切り替える分子メカニズムを、血液中<span>cfDNA</span>から非侵襲的に捉えることを目指しました。</p>&#13; <p>?</p>&#13; <p>[<strong><u>成果</u></strong>]</p>&#13; <p>解析の結果、再発乳がんでは、原発乳がんと比較して、<span>cfDNA</span>中の遺伝子のコーディング領域だけでなく非コーディング領域を含めた変異数が増加し、<span>DNA</span>断片長が短縮していることが明らかになりました。また、<em><span>ERBB2</span></em>など一部の遺伝子領域ではコピー数増加を伴う特徴的な断片化パターンが認められ、治療耐性に伴うゲノム不安定性の存在が示唆されました。</p>&#13; <p>さらに、<span>cfDNA</span>のヌクレオソーム構造解析により、<em><span>RERE</span></em>および<em><span>SYNPO2</span></em>領域におけるヌクレオソーム占有率が再発症例で特徴的に変化していることを発見しました。この情報から算出したスコアは、原発乳がんと再発乳がんを高精度に識別し、<span>ROC</span>解析<sup>※</sup><sup>6</sup>では<span>AUC</span><sup>※</sup><sup>7</sup> 0.826という高い診断性能を示しました(図<span>2</span>)。</p>&#13; <p>加えて、ヌクレオソームスコア、コピー数異常、変異数など複数の指標を統合した機械学習モデルの構築により、高精度に再発を予測できることを確認しました。</p>&#13; <p>[<strong><u>展開</u></strong>]</p>&#13; <p>本研究は、転写変化に基づく標的<span>cfDNA</span>解析とヌクレオソーム解析を組み合わせることで、乳がん再発やホルモン療法耐性を高感度に検出できる可能性を示した世界初の臨床的検証研究です。将来的には、低侵襲なリキッドバイオプシー(血液中の<span>DNA</span>などを調べることでがんの状態を評価する検査)として、再発監視や治療効果予測、個別化医療への応用が期待されます(図3)。</p>&#13; <p>一方で、本研究は症例数が限られており、原発群と再発群の間で分子サブタイプの偏りや症例背景の非対照性が存在するため、今後はこれらを考慮した大規模かつ前向きに設計されたコホート研究による検証が必要です。これにより、異なる乳がん分子サブタイプ間での適用や予測精度の一般化について明らかとなり、臨床現場での実用化に向けた信頼性の高いエビデンスを構築につながることが期待されます。</p>&#13; <p>[<strong><u>用語解説</u></strong>]</p>&#13; <p><strong>*1:<span>cell-free DNA</span>(<span>cfDNA</span>)</strong><br/> 血液中に存在する微量な<span>DNA</span>断片。細胞の死滅などに伴って放出され、がん患者では腫瘍由来<span>DNA</span>(<span>ctDNA</span>)を含むことがある。採血のみで解析できるため、低侵襲な「リキッドバイオプシー」として注目されている。</p>&#13; <p><strong>*2:ヌクレオソーム</strong><br/> DNAがヒストンタンパク質に巻き付いて形成されるクロマチンの基本構造単位。遺伝子の転写活性やクロマチン状態を反映して配置が変化するため、がん細胞特有の転写状態を推定する手掛かりとなる。</p>&#13; <p><strong>*3:</strong><strong>コーディング領域(<span>coding region</span>)</strong><br/> 遺伝子の中で、タンパク質の設計情報を持つ<span>DNA</span>領域。細胞の機能を担うタンパク質が作られるため、がん関連遺伝子変異の多くはこの領域で解析されてきた。</p>&#13; <p><strong>*4:</strong><strong>非コーディング領域(<span>non-coding region</span>)</strong><br/> タンパク質を直接コードしない<span>DNA</span>領域。かつては「働きの少ない領域」と考えられていたが、近年では遺伝子発現やクロマチン構造、転写制御を調節する重要な役割を持つことが明らかになっている。本研究では、治療耐性に伴う転写制御変化を捉えるため、イントロンなどの非コーディング領域も解析対象に含めた。</p>&#13; <p><strong>*5:機械学習</strong><br/> 大量のデータから特徴を学習し、予測や分類を行う人工知能技術。本研究では、<span>cfDNA</span>由来の複数の指標を統合して乳がん再発予測に利用した。</p>&#13; <p><strong>*6:</strong> <strong>ROC</strong><strong>解析(<span>Receiver Operating Characteristic</span>解析)</strong><span><br/> </span>診断法や予測モデルの性能を評価する統計解析手法。感度(実際に病気である人を正しく判定する割合)と、<span>1?</span>特異度(病気でない人を誤って陽性と判定する割合)の関係を曲線として表し、検査やモデルの識別能力を評価する。</p>&#13; <p><strong>*7:<span>AUC</span>(<span>Area Under the Curve</span>)</strong><br/> 診断性能を評価する<span>ROC</span>曲線下面積。<span>1.0</span>に近いほど識別性能が高く、<span>0.5</span>はランダム判定を意味する。本研究では<span>0.826</span>と高い識別性能を示した。</p>&#13; <p><span>?</span></p>&#13; <p><strong>(論文情報)</strong></p>&#13; <p>論文名:Transcriptionally informed nucleosome profiling of circulating cell-free DNA predicts breast cancer recurrence.</p>&#13; <p>著者<span>(</span>*責任著者):Sugiko Watanabe<sup>*</sup>, Kan Etoh, Jun Mitsui, Yuta Suzuki, Yutaka Yamamoto, and Mitsuyoshi Nakao<sup>*</sup></p>&#13; <p>掲載誌:Cancer Research Communications</p>&#13; <p>doi:10.1158/2767-9764.CRC-26-0263</p>&#13; <p>URL:<span><a href="https://doi.org/10.1158/2767-9764.CRC-26-0263">https://doi.org/10.1158/2767-9764.CRC-26-0263</a></span></p>&#13; <p>【詳細】 <a href="/daigakujouhou/kouhou/pressrelease/wgt3jw/release260601.pdf">プレスリリース</a>(PDF619KB)</p>&#13; <p/>&#13; <p>?</p>&#13; <p><img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/icon.png/@@images/39207fe2-5580-4840-9714-48e1fc6172fc.png" title="icon.png" alt="icon.png" class="image-inline"/> <img src="/daigakujouhou/katudou/SDGs/file/i/sdg_icon_03_ja_2.png/@@images/9ffb7138-bfaf-4665-a923-62edf9423d6d.png" title="sdg_icon_03_ja_2.png" width="142" alt="sdg_icon_03_ja_2.png" height="134" class="image-inline"/>??</p>&#13; <p><a href="/daigakujouhou/katudou/SDGs/index"><熊本大学SDGs宣言></a></p>&#13; <address>&#13; <p><strong> お問い合わせ</strong></p>&#13; <p>熊本大学発生医学研究所 細胞医学分野</p>&#13; <p>担当: 特任准教授 渡邉すぎ子(わたなべ すぎこ)</p>&#13; <p>特任教授 中尾 光善(なかお みつよし)</p>&#13; <p>電話?<span>FAX</span>:<span>096-373-6804</span></p>&#13; <p>e-mail:<span>sugikow@kumamoto-u.ac.jp</span></p>&#13; <p>? ? ? ? ? ?mnakao@gpo.kumamoto-u.ac.jp</p>&#13; </address>]]> No publisher 研究 ページ